
(4)敦賀港
港名:敦賀港
ヒアリング時期:平成8年10月
ヒアリング対象:港湾管理者、ターミナルオペレーター
1. コンテナ航路概要、貨物動向、将来見通し
釜山航路週2便。取扱量は近年増加傾向にあったが、平成8年に入ってから暫減している。輸出型のため、輸入空コン処理に無駄が見られるが、船社の寄港する他港との関係で航路全体では輸出入の釣り合いはとれている。
高速道路へのアクセスがよいので、福井・滋賀県を中心に、敦賀港から半径100?内のメーカー等からの取扱を伸ばし、今後は中国直行便を誘致し、集荷していきたい。航路の水深が深く、今後の港湾計画もあるので、大型船への対応も可能。
2. コンテナターミナル開設に至る状況
コンテナ貨物の取扱量が順調にのびる中、それに見合った設備がなかったため、港湾運送事業者等の働きかけに、港湾管理者が応えたものである。背後地へのアクセスが容易なことも、大きな要因となっている。
コンテナ航路開設までの問題点は、定期的定量の貨物の確保
ポートセールスは、福井県対岸貿易促進協会(会長福井県知事)を中心に福井県内の港湾運送事業者をはじめ、商社、メーカー等への働きかけを行っている。
3. 現在の問題点
マーシャリングヤード取扱貨物量との関係では十分だが、上屋が狭隘。隣接する火力発電所の石炭粉塵及び木材のため貨物が汚れる心配がある(平成9年4月ヤードシフトにより解消予定)。危険物は扱えない。
4. 防災計画
緊急物資及び避難者の海上輸送基地。今後、耐震岸壁を1バース整備する。
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